(※この記事は2022年12月31日に更新されました)
- 「神奈川区の就労移行支援を見学したいけど、どこに行けばいいか決められない」
- 「どんな事業所が自分にあっているかわからない」
この記事は、そんな方に向けて書いています。
はじめまして。
この記事では、横浜市神奈川区にある就労移行支援を、現就労移行支援職員であり心療内科でも勤務している僕の視点から、ご紹介します。
ですので、この記事を読み終わった後に、あなたが「ここの事業所に見学に行ってみよう!」という状態になっていることをお約束します。
それでは、まいりましょう(‘ω’)ノ
自分の障がい(診断名)という視点から選ぶ
第一に、あなたの障がい(診断名)から事業所を選ぶ方法があります。
なぜなら、就労移行支援には、特定の障がいに的を絞った事業所とそうでない事業所があるからです。
例えば、神奈川区のエリアでは、以下のように分類されています。

なので、まず、自分が「発達障がい」か「それ以外か」で見学・体験の候補を絞りましょう。
あなたの診断が発達障がい等の場合
ASDやADHDの診断をお持ちのあなたは、以下の4つの事業所がオススメです。

- LITALICOワークス横浜東口
- ヴィストキャリア横浜駅前
- Kaien東神奈川
- ディーキャリア横浜東口
Kaienとディーキャリアは、発達障がいに特化しているので、この2つの事業所は検討すべきでしょう。
リタリコとヴィストキャリアを中間型においているのは、この2つが「児童発達支援・放課後デイサービス」の事業も行っているためです。
簡単にいうと、発達障がいの診断を受けた子どもたちの支援をする事業です。
そういう事業所は、当然ながら、発達障がいに対する知見を備えている可能性が高いと思われます。
ただ、4つにまで絞れたとはいえ、これをすべて回るのはしんどいです。
ですので、さらに具体的な提案をこの後にしていくことにします。
高学歴・高IQのあなたには、Kaienがおすすめ

理由は主に2つです。
第一に、Kaienの社長である鈴木慶太氏が、「ギフテッド」の支援に思い入れがあるということです。
「ギフテッド」とは、誤解を恐れずにいうと「頭よすぎて、少数派」になってしまった人たちの事です。
例えば、鈴木氏は、Kaienブログにて、「自分より勉強ができない人が、なぜ勉強を教えるのか」ということに違和感を感じていた小学生時代の話をしています。
つまり、「自分がそうだったから、同じような境遇に置かれた人の力になりたい」という思いから、「頭良すぎて、少数派」になってしまった人たちへの支援に力をいれていると考えられます。
第二に、Kaien全体でレベルの高い支援を提供していると推察されるからです。
というのも、鈴木氏は「自分に厳しい」性格をしています。
これは、Kaienのブログをみるとわかります。更新されてるのは、ほぼ「社長ブログ」です(笑)。
そして、内容も専門性が高い。
で、「自分に厳しい人」というのは、だいたい「他人にも厳しかったりする」のです。
いくつかのウェブセミナーなどを拝見しているとセミナー講師へのダメ出しや否定的な主観によるところの発言も割に多く…。
— sri (@_srfolivora_) November 25, 2022
おそらくは悪気はなく、なおかつそれが彼の魅力なのだと思います。
(上から目線🙇)
ね?
厳しいでしょ?w
なので、その矛先が社外に向くという事は、当然、社内にもむいているということが予測されます。
それによって、支援員1人1人の知識や関わりのレベルも高いだろうと考えられるわけです。
Kaien東神奈川に見学をしたい方は⬇︎こちら
大人になって発達障がいが発覚した方は、ディーキャリアがオススメ

大人になってから発達障がいが発覚したという方は、ディーキャリアがオススメです。
なぜなら、ディーキャリアでは、仮に障がいの程度を、「軽い・中間・重い」の3段階で区分けしたとき、中間程度の人たちに最も適した支援を提供していると考えられるからです。
理由は主に2つです。
専門家をよんで講座を行なっていることが1つめの理由
専門家をよんでいる事業所は、よんでいない事業所に比べて、就職率が高いこともわかっているので、いいことです。
しかしながら、専門家の話を理解するためには、ある程度の知識や学力を備えている必要があります。
逆にいえば、勉強が苦手な人にとっては、何を言ってるかさっぱりということになりかねません。
ですので、大学や専門学校、短大まではなんとかやってこれたという方が向いていると思われます。
実際、ディーキャリアの⬇︎利用者の対談や、ブログの内容をみると、やはり考える力があります。
なので、障がい水準として、重すぎず、軽すぎない人たちに適しているのだと予測されます。
支援員が利用者を主役にしようとしていることが2つめの理由
というのも、ディーキャリア横浜東口の職員って、有資格者や社会人経験豊富な方が多いんです。
そういう人って、知識がある分、自分がしゃべりがちなことが多いのですが、そうではなくて、利用者の特性をうまく活かしている様子がうかがえます。
例えば、エネルギーチェックシートの取り組みとか、利用者によるブログ更新とかもそうですね。
そういう環境があると、利用者も安心して、「前にでれる」というか、「失敗できる」のかなと思います。
以上のような環境が、「クローズ就労でも働ける可能性」や「人づきあいも克服できる」土台を作っていると考えます。
失敗をしなければ何事もうまくはならないし、失敗してもそのことを振り返らなければ、改善なんかされませんからね!(^^)!
ですから、大人になってから発達障がいの診断を受けたという方は、ぜひディーキャリアの見学に入れてみてください。
ディーキャリア横浜東口を見学にしたい方は⬇︎⬇︎こちら

A型・B型作業所からは、ヴィストキャリア横浜駅前がオススメ

A型ないし、B型作業所に通った経験があり、一般就労を目指したい方は、ヴィストキャリア横浜駅前オススメです。
なぜなら、発達障がいの方向けの就労移行支援事業所(Kaien、ディーキャリア、ヴィストキャリア)の中では、もっとも訓練のハードルを下げてくれている事業所だからだと考えています。
その根拠として以下の2つがあります。
専門的な知識と経験があることが、1つ目の理由
ヴィストキャリアは、もともと中部地方(富山、石川)にて、支援を展開している就労移行です。
それも、子供から大人までを対象としています。
そのため、支援者向けにイベントが開催できるほどに知識や経験があります。
ちなみに、専門性がない支援者ばかりの事業所では、利用者を受け入れるのはいいんだけど、放置されるということが起こります。
その点、ヴィストキャリアでは、知識と経験のある支援員のサポートを受けられるので、周りから取り残されることなく、自分のペースで就職を目指すことができるでしょう。
作業系の訓練や、雑談なども訓練として捉えていることが2つめの理由
PC訓練や勉強が苦手という方も取り組みやすいよう、入り口が広いと言えます。
というのも、A型やB型作業所というのは、PC訓練とか、座学がない所が多いです。
なので、いきなり、「エクセルやりましょう」とか配布資料渡されて「講義を聞いてね」とか、言われてもハードル高いわけです。
しかし、ヴィストキャリアでは、、七夕やエイプリルフールなどを話題にして雑談したり、イベントのための装飾作りに作業訓練として取り組んでいます。
ですので、A型やB型作業所に通っていた方にも取り組みやすいと考えられます。
ヴィストキャリア横浜駅前を見学したい方は⬇︎⬇︎こちら
大手志向のあなたは、LITALICOワークス横浜東口がオススメ?
正直、リタリコはどういう人にオススメなのかわかりません(笑)
リタリコってリーディングカンパニーすぎて事業所ごとのブログとかSNSでの情報発信やらなくても人集まっちゃうんだろうな
— 「就労移行支援×認知行動療法」をテーマにつぶやいてます (@Ryo_lifehack) December 10, 2022
良し悪しを判断する材料が少なくて、「見学行って自分の目で確かめてきてね(^_−)−☆」ぐらいしか言えないw
とはいえ、就職実績は高いです。
このエリアで最も早く事業所を構えていただけのことはあります。
ということは、就業先や実習先、支援施設とのつながりは強いでしょうから、就職ということ最優先に考えるのであれば、一度足を運んで見てもいいかもです⬇︎⬇︎
あなたの診断が精神疾患の場合
精神疾患に関する診断をお持ちのあなたは、以下の6つの事業所がオススメです。
例えば、適応障がい、うつ病、双極性障がい、統合失調症、パニック症、強迫症、醜形恐怖、場面緘黙などの方々です。

ただ、これをすべて回るのはしんどいでので、さらに具体的な提案をこの後にしていくことにします。
障害等級が1級ないし2級で、特に統合失調症の方にはライフエールがオススメ
特に、予後の悪い統合失調症の方は、ここがあってると思います。
理由は以下の2つです。
レクリエーション(生活訓練)が多めな印象
1つ目の理由は、生活訓練が中心であるということです。
例えば、ウォーキングやカードゲームなどが多いです。
正直、働くことのイメージができない方は、そのことに向き合うだけでも結構大変だったりしますよね?
「履歴書の書き方」とか「面接の受け答え」とか言われてたら、頭が真っ白になる気がします。
なので、そういうグループワークとかもあるでしょうけど、多分少ないです。
ブログ見るとわかりますよ。
事業所ができたてのほやほや
この事業所できたのが、2022年の3月で、このエリアではかなり新しい。
できたばかりの就労移行支援というのは、ノウハウや知識がないので、支援員も「何したらいいか」がよくわかってない状態です。
また、最初のうちは、「とにかく利用者を入れろ」という指示が上からされるので、支援員も必死です。
実際、この事業所SNSあらかた駆使してます笑(ブログ、facebook、ツイッター、インスタグラム)
なので、そういう段階にある事業所だと利用者のわがままが通りやすいし、「あれしろ、これしろ」うるさくは言われないというので、メンタルやられがちな方には通いやすいと言えそうです。
根拠は、僕がいた事業所で、そういうことが起きてました(笑)
以上の理由から、障害等級が2級ないし1級、特に統合失調症の方はライフエールがオススメです。
⬇︎ライフエール横浜を見学したい方はこちら
ライフエールに興味があった方は、ヴィストキャリア横浜駅前もおすすめ
なぜなら、この事業所も比較的新しく、支援内容が生活訓練多めな印象です。
※詳しくは、発達障がいの方向けに書いた内容をご覧ください。
ただ、ライフエールと違うところは、しっかりと知識や経験が備わっているところだと考えられます。
そのため、入り口を広げるだけでなく、しっかり就職に向けた講座なども組まれているのがこのライフエールの良いところかなと。
なので、「働けるかわからない」「働けるイメージがつかない」という方は、ライフエール
「働きたいけど、どうしたらいいかわからない」という方は、ヴィストキャリアが合っているような気がします。
ヴィストキャリア横浜駅前を見学したい方は⬇︎⬇︎こちら
うつ病・適応障害と診断されたけど、対処法がわからない方は、ミラトレがおすすめ

なぜなら、ミラトレ は、「自己理解」を徹底していると考えられるからです。
その根拠には以下の2つがあります。
自己理解のために、部署制を取り入れている
ミラトレ って、ブログ運用も企画部の仕事として利用者に任せていたりします。
で、企画部のみならず、利用者は、「広報企画部」「総務部」「管理制作部」「Pre部」という4つの部署に配属されるのだそうです。
これがとてもいい。
なぜなら、実際の職場に限りなく近いからです。
訓練といえど、仮にここで、人間関係のトラブル、業務ミスが起こるのであれば、それは実際に働いてからも起きる問題である可能性が高いです。
なので、そういう場面において「なぜそれが起きてしまったのか」を振り返ることが、実際に働いてからの対処法を考えることであり、「自己理解」につながっていきます。
そういう要素が、ミラトレの「模擬就労」とか「部署設定」のような取り組みには散りばめられています。
ミラトレ 全体で「方法論を統一している」
例えば、先ほど述べた「部署設定」ってミラトレ 横浜だけではなく、他の事業所でもやってたりします。
なので、ミラトレ 全体で統一されたやり方なのだということが伺えます
つまり、それだけ「自己理解」が安定就労につながるのだという考えを会社の共通認識として持っているということです。
また、同じくパーソルチャレンジである傘下のDODAも自己理解を徹底してます。
というのも、DODAのような就職サポートサービスって登録すると専門のサポーターがついたりするんですよね。
そのサポーターが厳しいんです。
自己理解に対して(笑)
だけど、その分、安定して働ける力が養わます。
僕が知る限り、デューダ経由で就職した方はみなさん6ヶ月以上働いているので、やっぱり「自己理解」って大事なんだなと思います。
ただ、合う合わないは当然ありますから、ぜひ自分の目で確かめてください。
ミラトレ 横浜を見学してみたい方は⬇︎こちら
診断名ではなく、何がしたいかという視点から選ぶ
さて、ここまでは、あなたの「診断名」をベースにして、就労移行支援を紹介しましたが、別の切り口から1つ事業所を提案したいと思います。
それが、ITスクールです。
専門スキルを身につけたいあなたには、ITスクールがおすすめ

就労移行支援に通う目的が、「専門的スキルを身に付けたい」ということであれば、ITスクールが絶対におすすめです。
なぜなら、「わからないことがあった時に聞ける」からです。
これ多くの就労移行支援であるあるだと思うんですけど、スタッフがめちゃくちゃPCに疎い。
PCに疎いので、利用者がわからないことをスタッフに聞いてもわからないということが起きます。
なんなら、利用者の方が詳しい。
だから、もしあなたが、動画編集やプログラミング(Unity)やPCスキルなどを学びたいのであれば、ITスクールおすすめです。
学習に必要な機材(Mac、ハイスペ)とか揃ってるし、スタッフもしっかりわかっている人間を雇っている。
インスタグラムで、アドビのIllustratorを使った作品なども展示してます。
また、そういった技術的なことだけでなくIT関連のツール、を使った講座、例えば、wantedlyだとか、zoomでのリアル脱出ゲームをやったりだとか、その辺はさすがだなと思います。
僕の事業所だったら、「これやりましょう」とか言っても、誰も首を縦に振らないw
ちなみに、ITスクール横浜駅西口と横浜駅西口第2オフィスがあるので、どちらも見学にいってみてフィーリングの合った方を選ぶのが良いかもしれません。
ただし、「技術を身につけられる=その職種として働ける」ではない
注意して欲しいのは、これですね。
専門的な技術を身につけられたからといって、それが就職につながるかというとおそらくそうではないということです。
なぜなら、企業側からすると、そういう専門技術を持っている人を雇うつもりなら、一般雇用で探したほうが楽だからです。
逆にいうと、専門技術をすでに持っていて、それを活かしたいという意味であれば、障がい者雇用でもまだ可能性は広いかと思います。
実際、ITスクールの2店舗はまだ実績が公開されてません。
まあ、まだ若い事業所のようですし、これから期待!という感じですかね。
ITスクールを見学してみたい方は⬇︎こちらから

診断名がない方は、自分の特性から選ぶ
診断名ではなく、あなた自身の特性から選ぶ方法もあります。
その場合は、ココルポート横浜office、または、ココルポート横浜第2officeがオススメです。
とにかく自信がない、失敗ばかり考えてしまうというあなたにはココルポートがオススメ

自信がない、失敗ばかり考えてしまう方に、ココルポートをおすすめする理由は以下の2つです。
失敗しても、受け皿がある〜ココルポートカレッジ〜
これが最大の理由です。
とりあえず、就労移行支援に入ったけど「やっぱり就労は無理かもしれない」と思った時に、ココルポート ならココルポートカレッジ(自立支援施設)に切り替えることができます。
簡単に言えば、ココルポートカレッジは、「うまく生活する」ことの支援を目的としています。
そのため、「働くことのプレッシャー」から解放されます。
周りの人たちが就職決定して卒業していくのを見ると自分も焦りますよね?
そのプレッシャーに打ちのめされたとき、多くの就労移行支援では「退所」という選択をせざるをえません。
ですが、ココルポート なら「移動」ということができるのです。
で、また気道にのってきらその時、「就労移行支援」に戻ればいいのです。
それが「失敗しても受け皿がある」と言った意味です。
そもそも失敗しないように、個別支援が手厚い
2つ目の理由は、個別支援が手厚いことです。
それを可能にしているのが、スタッフ数が多いことです。
ココルポート横浜オフィスでは、7名のフタッフを配置しています。
これって、神奈川区エリアでは、最多です。
そもそも、ココルポートって全体的にスタッフ数多いんですよね。
横浜戸塚officeでは9人だし、横浜関内officeでは8人も配置してます。
そして、このスタッフ数の多さを活かして成り立つのが、週1面談です。
長津田駅前officeでは、週1の振り返りをしてるようですが、おそらくこれ、ココルポート全体でもっている共有事項なのだと思います。
つまり、それだけ個別支援を大事にしているのであれば、「そもそも失敗しないような環境」が整っていると考えられるのです。
とはいえ、あくまで僕の推測に過ぎないですし、実際ココルポート 横浜第2officeではスタッフ数が4人です。
なので、実際に、ココルポートがどれだけ個別支援に力を入れているかは、あなた自身の目で確かめてきてください。
ココルポート横浜officeを見学してみたい方は⬇︎こちらから
まとめ
いかがでしたでしょうか。
横浜市神奈川区で就労移行支援をお探しのあなたは、⬇︎を参考に見学してみてください。
- 発達障害の診断を受けていて、高学歴・高IQのあなに⇨Kaien東神奈川がおすすめ
- 大人になってから発達障害の診断を受けたあなた⇨ディーキャリア横浜東口がおすすめ
- A型・B型から就労移行を探しているあなた⇨ヴィストキャリア横浜駅前がおすすめ
- 大手企業に入りたいあなた⇨リタリコワークス横浜東口がおすすめ
- 障害等級が1級か2級の統合失調症のあなた⇨ライフエール横浜がおすすめ
- うつ病・適応障害と診断されたあなた⇨ミラトレ横浜がおすすめ
- IT業界に就職したいあなた⇨ITスクールがおすすめ
- とにかく自身がない、失敗したくないというあなた⇨ココルポートがおすすめ
それではまた(^ ^)
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